あした輝け!霜出佳奈

あした輝け!霜出佳奈

第1回 プロ入り前夜

本年4月号から大幅な紙面刷新を断行したタブロイド判「ボウリングジャーナル」で、記念すべき最初の“表紙”を飾ったのがデビュー3年目の霜出佳奈プロ。実力派女優・黒木華さん似の健康美人だが、彼女もすでに公式戦優勝1回、準優勝4回の実績を誇る次代のトップ候補だ。

――中学時代から全国大会やプロアマトーナメントで活躍されていましたが、10年前、DHCの大会でベストアマを獲ったときのことはよく覚えています。

霜出 懐かしい! 張ヶ谷順子さんと同ピンで、ローハイの差で獲った人生初めてのベストアマです(笑)。

 

――当時は眼鏡をかけていて、地味で大人しい印象の女の子でした(笑)。

霜出 そうなんですよ(苦笑)。眼鏡かけてて、黒髪で。我ながら恥ずかしいので、当時の写真はあまり見ないですね。

 

――フリーで活動されていますが、それは最初から決めていたこと?

霜出 そうですね。アマチュア時代からいろいろなセンターさんにお世話になっているので、プロになってもどこか一つに所属するのではなく、以前と同じようにいろいろなところで、と。センターのお客さんに、盛大に応援してもらえる所属プロに憧れはあるんですけどね。

 

――最初からプロボウラーを目指したのではなく、高校卒業後は専門学校に進んだのですね。

霜出 はい、英語とコンピューターを一緒に学べる御茶ノ水の専門学校に2年間通いました。

 

――それはまたどうして?

霜出 高校1年のときに出会った英語の先生がすごく面白い方で、英語が好きになったんです(笑)。小学校6年のとき、アメリカのケーゲルトレーニングセンターに行ったんですけど、そのときは全然喋れなくて、それでも英語を勉強したいという気にはならなかったのに、不思議ですよね。で、私がいた市立柏高校には国際学科というのがあって、2年時に普通科からそこに籍を移して2年間、専門学校で2年間、みっちり英語を学びました。

 

――同時にコンピューターを学ぼうと思ったのは?

霜出 もしこの先ボウリングができなくなって一般企業で働くとなったら、コンピューターぐらい使えたほうがいいだろう、と。オフィス(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格も取りましたよ(笑)。

 

――専門学校の修了後は?

霜出 スポーツ用品メーカーに就職して、原宿の店舗で販売員をやっていました。外国人客が多くて、英語で接客していましたね。

 

――どのくらいの期間勤めていたのですか?

霜出 それが、半年で辞めちゃったんです(苦笑)。一生懸命勉強してきた英語を使って商品を売る仕事自体はとても楽しかったのですが、それまで週5で投げていたのが週1になってしまって…。「ボウリングがしたい」「大会にも出たい」「もっと筋トレもしたい」という気持ちが、仕事の楽しさに勝りました。ボウリングに直接関係のない仕事との両立は、やっぱり難しかったです。(つづく)

 

※本稿はタブロイド判“ボウリングジャーナル”の掲載記事「表紙の顔」を、未掲載箇所を含めてインタビュー形式に再構成したものです。   (聞き手・浜部良典)

しもいで・かな/1994年6月19日、千葉県柏市生まれ。

163㎝、右投げ。血液型O。

2017年プロ入り(50期/ライセンス№559)。

優勝1回(18年グリコセブンティーンアイス杯)。

昨年度ポイントランキング3位。

 

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